社員の一人ひとりの情熱をより高度な「技術」の結晶に結びつけさらに大きく成長、飛躍する
代表取締役社長 鶴田 猛士
2020年1月に発生した新型コロナウイルス感染症は、今なお変異を繰り返しながら世界中を巻き込む疫病となり、世界の経済活動に甚大な影響を及ぼし、産業構造をも変化させています。
当社は、産業基盤を力強く支える金属熱処理専門企業として、1951年(昭和26年)の創業以来、自動車、産業機械、工作機械、建設機械関連部品をはじめとして幅広い分野の熱処理を手がけております。2022年4月からは、東京証券取引所の市場再編により、スタンダード市場にて引き続きお客様や投資家の皆様から高い信頼を頂けるように企業価値の向上に努めてまいります。
政府が進める2050年のカーボンニュートラルの社会実現に寄与するため、自家消費型太陽光発電設備を2021年11月に子会社であるオーネックステックセンター(三重県亀山市)へ設置、そして2022年3月には山口工場へも導入し、CO2削減に尽力しております。今後もオーネックス各工場へ展開していく予定です。
また、世界的に自動車のEV化(電動化)が急速に進んでいます。EV化により自動車の部品数が減少する一方で、自動車メーカーは自動運転等コア技術等へ資源を集中投資するため、社内熱処理については外注化を進めていくと考えられ、当社に対する熱処理需要は増加していくことが期待されます。
そのため、経済活動がコロナ禍で疲弊している今こそ、事業部門の合理化やBCP(事業継続計画)を考慮した事業拡充を効率的かつ継続的に行い、来る経済活動の復活と活性化に備えています。
当社の70年を超える熱処理事業で培ったノウハウを活用し品質、生産性の向上に取組むとともに、SDGsに寄与しつつ、社会的責任を果たし、新しい熱処理技術・分野に果敢にチャレンジして参ります。
今後ともお客様のご要望にお応えできるように、全力を尽くしてまいりますので、格別のご支援、お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。