日本の工業界を支えるオーネックス・テクノロジー
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オーネックスでは1951年創業以来培ってきた熱処理技術のノウハウを生かし、品質、納期などのあらゆるお客様のニーズにお応え出来るよう全力を尽くしてまいります。
熱処理って何?
一言に熱処理と言っても分かりづらいかと思いますので、簡単に熱処理とはどんなものなのかご説明したいと思います。
鉄は百工の基といいます。つまり、鉄はすべての工業の母体をなすものです。その鉄に命を吹き込む技術が熱処理です。どんなに生まれのいい鉄でも熱処理という教育を受けなければモノになりません。いいかえれば、鉄を生かすも殺すも熱処理一つということになります。
熱処理の代表的なものは「焼入れ」です。聞きなれない言葉ですが難しく考えることは有りません。真赤になった日本刀を、水の中にジュワッとつけているところをテレビでご覧になったことはありませんか?そう、あれが焼入れです。鉄をある一定の温度に加熱保持してそこから一気に冷やす、その一連の作業が「焼入れ」と呼ばれるものです。
ではなぜ焼入れをするのか?それは焼入れを行うことによって鉄が硬くなるからです。なかなか想像しにくいかと思いますが、鉄は機械的視点から見て軟らかいものなのです。その為、機械加工はしやすいのですがそのままでは使い物になりません。そこで焼入れが必要となってくるわけです。焼入れを行い、鉄を硬くそしてネバリ強くすることによって、耐摩耗性や耐疲労性が飛躍的に向上し製品の寿命を延ばすことが出来ます。
身の回りの熱処理加工
自動車部品
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エンジン部品はもちろんのこと、電動パワーステアリング、トランスミッション、エアコン、ドアやトランクを止める為の金具に至るまで熱処理加工を行っています。
建設機械部品
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土木・建築の作業に使用される油圧ショベルなどのキャタピラ部品、走行用のモーター、操縦席を旋回させる為のギヤ、巨大な岩やコンクリートを粉砕する為のドリル等。建設機械ということで大型の部品が数多くあります。
鉄道
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鉄道部品では車両を動かす駆動装置の歯車やそれを包むギヤボックスも熱処理をしています。国内の電車、新幹線に組み込まれています。特にギヤボックスは高速化を計るためアルミニウム合金が使用されております。
その他
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一眼レフ用カメラリング、携帯電話や腕時計に使用される電子部品材料、遊園地の遊具、CTスキャン用メインフレーム、風力発電機用増速ギヤ、またそれら各種部品を加工する為の工作機械にも熱処理が施されています。目に見える物ではないのであまり目立ちませんが、皆様の日常生活に欠かせないものから医療、環境に至るまで、さまざまな分野でオーネックスのテクノロジーが生かされています。