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ガス軟窒化処理

ガス軟窒化処理

ガス軟窒化処理とは、従来から行われていた塩浴軟窒化による品質的な問題点及び、環境負荷面を解決し、同等以上の品質特性を得るために開発された軟窒化処理方法の一つです。
一般的には570℃前後の処理温度で、アンモニアガスを主成分とした混合ガスを添加する事により、加工材料の表面に炭化物と窒化物による化合物層を形成させ、その内側に拡散層を生成させる処理です。この窒化形成層により、鉄鋼材料部品の耐摩耗性・耐食性・耐疲労性等の機械的性質は著しく向上します。
ガス軟窒化処理は、無公害、短時間で有効な品質特性を得られる事から、環境側面に配慮した処理方法、又、電気自動車普及による部品の軽量化、小型化に対応した処理方法として、今後ますます幅広い市場で適用される表面硬化法です。

当社の特徴

当社のガス軟窒化処理は、クリーンな環境で、水素センサー等の最新の監視技術を備えた近代的な設備にて行われています。
お客様の要求品質及び、材質により、長年の技術蓄積、数値化されたデーターから最適な処理条件を設定できる独自のプロセスを有しており、処理温度、時間、供給ガス冷却方法等の精密なコントロールにより、歪みが小さく、高品質な窒化形成層を有した製品を作る事が可能です。
大小形状様々な設備が24時間連続操業しておりますので、短納期で安価な製品をご提供できます。

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